新年明けましておめでとうございます。皆様には明るい平成三十一年を迎えられた事と拝察し、心からお喜び申し上げます。
さて、今年は平成元号最後の年で有ると共に新元号幕開けの年でもあります。その年が『亥（い）』年である事は大変喜ばしい巡り合わせではないかと感じております。
そもそも『亥』という文字は『草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態 』つまりこれから芽吹いて花を咲かせてゆこうとする姿を表しております。振り返れば光明寺先代が遷化され初めて私が年頭のご挨拶をさせて頂いたのも亥年のことでした。まさに住職として光明寺という土に植えられた『亥』のごとき年であったと思います。
それから12年、『亥』と云う文字にあてられた『猪』の字のごとく「猪突猛進」し一心不乱で突き進んで来た気がします。本年改めてその当時の初心を思い出し、迷う事無く、しっかりと前を向いて、今成すべき事を行じていける年になる様、精進して参ります。
皆様におかれましても、迷う事無く、しっかりと前を向き、今成すべき事に気づき、成就出来る一年が過ごせます事を心よりお祈り申し上げ、年頭の挨拶に代えさせて頂きます。
光明寺住職 徹範 合掌
